この記事でわかること
- FX(外国為替証拠金取引)とは何か、どんな仕組みで損益が出るのか
- 証拠金・レバレッジ・スプレッド・スワップなど、最初に知っておきたい言葉
- 店頭FXと取引所FX(くりっく365)の違い
- FXのリスクと、始めるまでの流れ
結論から言うと、FXとは、2つの国の通貨を売買して、その価格差から損益を得る取引です。少ない資金で大きな金額を動かせる「レバレッジ」があるため、利益も損失も大きくなる可能性があります。仕組みを数字で確認しながら、全体像をつかみましょう。
FXとは
FXは「Foreign Exchange(外国為替)」の略で、正式には「外国為替証拠金取引」といいます。米ドルやユーロなどの通貨を売ったり買ったりして、為替レートの変動から損益を得る取引です。
たとえば、海外旅行の前に、円をドルに交換するのも「為替取引」です。FXは、これを、値動きを利用して売買する投資として行うものです。実際に現金の通貨を受け取るのではなく、口座の中で、売買の差額を精算します。
FXの損益が出る仕組み
1ドル=150円のときに、米ドルを1万通貨(150万円分)買うとします。その後、為替レートが動くと、次のように損益が出ます。
| 為替レートの動き | 計算 | 損益 |
|---|---|---|
| 150円 → 151円(円安・ドル高) | 1円 × 1万通貨 | 1万円の利益 |
| 150円 → 149円(円高・ドル安) | 1円 × 1万通貨 | 1万円の損失 |
FXでは、買いだけでなく、「売り」から取引を始めることもできます。1ドル=150円で売って、149円に下がった時点で買い戻すと、1円分(1万通貨なら1万円)の利益になります。反対に、151円に上がると損失になります。
※為替レートの動きの予想は、当サイトでは行いません。この例は、損益の計算のしくみを説明するための仮の数字です。
FXで知っておきたい基本の言葉
証拠金とレバレッジ
FXでは、「証拠金」という担保をFX会社に預けて、その何倍もの金額の取引をします。この倍率が「レバレッジ」で、国内のFXでは、個人は最大25倍と決められています。
必要証拠金 = 取引金額 ÷ レバレッジ(最大25倍)
例: 150万円分の取引 ÷ 25 = 6万円
少ない資金で取引できる一方、値動きによる損益も、取引金額に応じて大きくなります。
関連記事:「レバレッジとは?初心者が知っておくべき仕組みとリスク」
通貨ペア
FXは、2つの通貨の組み合わせで取引します。たとえば、「米ドル/円」は、1ドルが何円かを表す通貨ペアです。
スプレッドとスワップ
- スプレッド:買値と売値の差。実質的な取引コストです
- スワップポイント:ポジションを翌日に持ち越したときに、通貨間の金利差から、受け取る(または支払う)お金です
関連記事:「スプレッドとは?FX初心者向けにわかりやすく解説」
関連記事:「スワップポイントとは?仕組みと活用法をわかりやすく解説」
取引手数料は、無料としている会社が多いですが、会社によって異なります。
店頭FXと取引所FXの違い
国内のFXには、FX会社を相手に取引する「店頭FX」と、東京金融取引所で行われる「取引所FX(くりっく365)」の2種類があります。多くの初心者が使うのは、店頭FXです。くりっく365の公式サイトの説明をもとに、違いをまとめます。
| 項目 | 店頭FX | 取引所FX(くりっく365) |
|---|---|---|
| 証拠金の管理 | 預けたFX会社が、分別して管理する | 取引参加者が、証拠金の全額を東京金融取引所に預ける |
| レバレッジ | 最大25倍 | 最大25倍 |
| スワップポイント | 受取額と支払額に差を設けている会社がある | 受取額と支払額が同額 |
※内容は、くりっく365公式サイトの記載にもとづきます。店頭FXは、会社によって条件が異なります。
FXのリスク
- 元本を上回る損失が出る可能性がある:レバレッジにより、預けた証拠金以上の損失が出ることがあります
- ロスカットで強制的に決済される:含み損が一定の水準に達すると、ポジションが自動で決済されます
- 急な値動きで、想定と違う価格で約定する:経済指標の発表時などに起こることがあります
関連記事:「ロスカットとは?初心者が知っておくべき仕組みと対策」
初心者が抱きやすい不安とその考え方
「難しそうで、自分にできるか不安です」
最初から、すべてを理解する必要はありません。まずは、この記事の「証拠金」「レバレッジ」「スプレッド」の3つを押さえ、デモトレードで操作に慣れるところから始めると、負担が小さくなります。
「いくらから始められますか?」
必要証拠金の面では、数千円から取引できますが、実際には、余裕をもった資金で始めることが大切です。
FXを始めるまでの流れ
- FX会社を選ぶ
- 口座開設を申し込む(審査・マイナンバーの提出)
- 口座に入金する
- デモ取引などで練習してから、小さな数量で取引を始める
関連記事:「FXの始め方5ステップ:口座開設から取引開始まで」
1回の取引の流れ(例)
1ドル=150.00円のときに、米ドルを1,000通貨買い、150.30円で決済した場合の例です(仮の数字)。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 通貨ペアを選ぶ | 米ドル/円を選ぶ |
| 2. 注文を出す | 1,000通貨を、買いで注文する(損失を限定する逆指値も設定) |
| 3. ポジションを持つ | 取引が成立し、ポジションを保有する |
| 4. 決済する | 150.30円で、売って決済する |
| 5. 損益が確定する | (150.30 − 150.00)× 1,000通貨 = +300円(スプレッドは考慮しない) |
実際には、スプレッド分のコストが、損益に含まれます。また、逆に動いた場合は、同じ計算で、損失になります。
FXでよく使う用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ポジション | 売り・買いで、保有している取引 |
| ロング/ショート | 買いポジション/売りポジション |
| ロット | 取引数量の単位 |
| pips(ピップス) | 値動きの単位。ドル円では0.01円が1pips |
| 約定(やくじょう) | 注文が成立すること |
| 含み損益 | まだ決済していないポジションの、評価上の損益 |
| 決済 | ポジションを閉じて、損益を確定すること |
| 証拠金維持率 | 口座の余裕を示す割合 |
| ロスカット | 含み損が一定の水準に達すると、強制的に決済される仕組み |
| スプレッド | 買値と売値の差(実質的なコスト) |
| スワップポイント | 通貨間の金利差から生じる、受け取り・支払い |
すべてを覚える必要はありません。記事を読み進めながら、少しずつ、慣れていきましょう。
FXと、外貨預金・株式の違い
| 項目 | FX | 外貨預金 | 株式(現物) |
|---|---|---|---|
| 取引できる時間 | 平日ほぼ24時間 | 銀行の受付による | 取引所の取引時間内 |
| 売りから始める | できる | できない(外貨を預ける形) | 原則できない |
| レバレッジ | 国内は最大25倍 | なし | なし(現物の場合) |
| 元本を上回る損失 | 可能性がある | 預けた金額を超える損失は、通常ない | 現物では、通常ない |
※一般的な違いの説明です。商品や会社によって、条件は異なります。
よくある質問
Q. FXと外貨預金は、同じですか?
A. いいえ。外貨預金は、外貨で預金する商品です。FXは、証拠金を預けて、通貨の売買の差額を精算する取引で、レバレッジが使える点が大きく異なります。
Q. FXは、ギャンブルですか?
A. FXは、元本が保証されない投資であり、損失が出る可能性があります。ただし、資金管理やルールを決めて取引することで、リスクをコントロールする考え方があります。
Q. FXを始めるのに、資格や年齢の条件はありますか?
A. 会社ごとに、年齢などの申込条件があります。詳しくは、口座開設の審査の記事をご覧ください。
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まとめ
- FXは、2つの通貨を売買して、その価格差から損益を得る取引
- 買い(円安・ドル高で利益)だけでなく、売りから始めることもできる
- 証拠金を預けて、最大25倍の取引ができる。利益も損失も大きくなる可能性がある
- 店頭FXと取引所FX(くりっく365)があり、証拠金の管理などが異なる
- まずは、デモで練習し、小さな数量から始める
FX(外国為替証拠金取引)は元本や利益が保証されたものではなく、レバレッジ効果により投資元本を上回る損失が生じるリスクがあります。この記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘や助言を目的としたものではありません。
※本記事はプロモーションを含みます。掲載している情報は執筆時点のものであり、最新の情報は必ず各社公式サイトでご確認ください。



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